iQOS(アイコス)は「煙が出ない」「有害物質が少ない」など、喫煙者にとってのメリットが多いとされる電子タバコです。
しかし、最近ではこのiQOS(アイコス)の中に発がん性物質が多く含まれているという噂が流れています。
紙タバコからiQOS(アイコス)への移行を考えている方にとって、これは大きな問題ですよね。
そこで今回はiQOS(アイコス)に含まれてい発がん性物質が多いという噂の真相について調べてみました。
iQOS(アイコス)には紙タバコよりも発がん性物質が多い?
結局のところアイコスも発がん性物質多めなのか?それともデマなのかな🤔
— ゆー (@yukiboR3421) 2017年6月7日
iQOS(アイコス)に発がん性物質が多いという噂を聞いて、購入を躊躇しているという方もいるのではないでしょうか?
現在、iQOS(アイコス)の発がん性物質が多いという噂が沢山流れており、事実を知りたいという方も多いようです。
またiQOS(アイコス)の発がん性に関する口コミは、ざっと探しただけでも以下のようなものを見つけることができました。
iQOSってタバコより通常の2倍くらい
発がん性物質あるんだって
もちろんiQOSからでる副流煙も2倍です。— フジくん (@nobu0223_) 2017年6月6日
アイコス吸ってたら発がん性10倍になるってほんまなん?😳
— かずたか (@kazutaka1204) 2017年6月6日
アイコスやめよかな
発がん性物質タバコの256倍て事は
アイコス一本でタバコ256本て事やんまぁまぁガンやんガンガン癌やんアイコスガンやん☠️こわ☠️— Ayuka♥ (@a_y_k_03) 2017年6月18日
iQOS(アイコス)は通常の紙タバコに比べて、発がん性物質の量が2倍〜256倍と、さまざまな噂があるようですが、倍数に相当な差があることからも、口コミで広がるにつれて倍数が変化している可能性がありますね。
倍数にはかなりの違いがありますが、「発がん性物質が紙タバコよりも多い」という意見は全て一致しています。
iQOS(アイコス)の発がん性物質の噂には元ネタがある!
実はこのiQOS(アイコス)の発がん性物質をめぐる噂には元ネタがあり、アメリカの1研究機関の検証結果を、米ロイター通信が記事として発表したものが噂の発端となりました。
ロイター通信によると、このアメリカの研究機関はiQOS(アイコス)にもガンの元になるような有害物質が含まれていたという研究結果を発表したとのことです。
また、iQOS(アイコス)には、ニコチンが84%も含まれていたことや一部の有害物質については紙タバコよりも高い濃度が検出されたなどと発表しています。
ただし、この研究機関が発表した内容にはしっかりと、「紙タバコの有害物質は90%以上減少してることは間違いない」などと書かれているのです。
しかし日本で発表された記事では、有害物質に関することや発がん性に関する部分だけが大きく取りざたされてしまい、更に噂が口コミで拡大していくうちに、このような発がん性物質が大量に含まれているといった内容に変改していったようです。
iQOS(アイコス)公式も研究結果について言及
Iqos公式がデマだと断言していますよ。
ただし、IQOSの煙もタバコの有害成分を完全にカットしているわけではないです。— Reinhold Feulgen (@RFeulgen) 2017年6月12日
一方で、iQOS(アイコス)の公式でもこの研究結果の発表について言及しています。
まず、このような第三者機関がiQOS(アイコス)についての調査を行うことは大歓迎としながらも、調査の結果はさまざまな点で間違っており、もっと厳密に研究調査をしてほしいというコメントを出しています。
iQOS(アイコス)が指摘した研究結果の特徴には、以下のようなものがありました。
- 一般的に認知されている測定方法がハイブリッドで正確な数値が出ていなかった
- 比較の対象が他社の紙タバコであるラッキーストライクブルーであった
- ラッキーストライクブルーの測定値自体が間違っていた
など。
医学的な部分に詳しくない方でもこのようなコメントをみて、正確な検証結果が出ていないことは明らかにわかりますよね。
よって、iQOS(アイコス)と紙タバコの有害物質に関する比較に関しては、さらなる検証が必要であることがわかります。
iQOS(アイコス)の発がん性物質に関するまとめ
現在、iQOS(アイコス)には紙タバコよりも多く発がん性物質が含まれているという口コミが多くなっています。
これは米ロイター者が発表したアメリカの1研究機関の検証結果が元ネタとなっていますが、日本語への翻訳の段階で、有害物質が通常の紙タバコよりも多いという部分だけがフォーカスされてしまったようです。
ただしこの研究結果を出した研究機関に関しても、あくまで有害物質の中にはiQOS(アイコス)の方が紙タバコよりも多い成分があった。という言及にとどめており、紙タバコの有害物質は90%減少しているという前提のもとで発表しています。
またこの発表を受けて、iQOS(アイコス)の公式サイトが比較検証が公平に行なわれなかったことを指摘しているため、今回の結果だけで発がん性物質タバコに比べて多いとはいえないようです。
ただし、発がん性物質が全くないわけではない
今回の検証結果を受けて、口コミの中には「iQOS(アイコス)に発がん性物質が含まれるというのはデマだった。」という意見もあるようですが、iQOS(アイコス)のヒートスティックにはニコチンが含まれていることは明らかです。
また、その他にどのような物質が含まれているのかもはっきりしないことからも、発がん性物質が0であるとはいいきれないようです。
そのため、これからiQOS(アイコス)を利用する方であれば、有害物質のリスクがある程度あることはしっかり認識しておく必要があるでしょう。