「紙タバコの有害物質を9割カット」という情報もあるiQOS(アイコス)は、紙タバコの健康被害を軽減する対策の1つとなっており、健康のためにiQOS(アイコス)を利用する方も徐々に増えています。
しかし最近では、iQOS(アイコス)の方が紙タバコよりも有害物質を含んでおり、危険であるという噂も聞くようになってきました。
実際のところ、iQOS(アイコス)の有害性はどれほどのものなのでしょうか。
今回は、iQOS(アイコス)が有害という情報が本当なのかウソなのかを詳しく調査してみました。
iQOS(アイコス)が有害というのはウソ?ホント?
健康面考えて紙巻きたばこからアイコスに変えよかなー🤔
悩む...
— ㍿バタ君㌼㍔ (@deletesan02) 2017年10月19日
何年も前から、紙タバコによる健康被害が訴えられてきています。
そしてこのような健康被害を軽減するために登場したのが、紙タバコの有害物質を大幅にカットした電子タバコのiQOS(アイコス)です。
実際に健康面を考えてiQOS(アイコス)に移行したという方は多く、利用を始めてから体調がよくなったという口コミも見つけることができます。
その一方で、iQOS(アイコス)は有害であるという口コミも見つけることができます。
iQOSの発がん性物質はタバコより多いらしいって話思い出した
— ♚響丞♔Refine♔11/3ライブ♚ (@kyon_suke_2525) 2017年10月13日
このように、紙タバコに比べてiQOS(アイコス)の方が発がん性物質が多いという噂には、実は元ネタが存在します。
ことの発端はアメリカの1研究機関による発表
ことの発端となっているのは、アメリカの1研究機関が発表した検証結果によるものです。
この研究機関が発表した検証結果には「一部有害物質に至っては、iQOS(アイコス)には紙タバコよりも高い濃度が検出された」ということが書かれていました。
しかし、iQOS(アイコス)の発売元であるフィリップモリス社は、この研究機関に対して厳密なルールに乗っ取った上での調査をしていないことなどから、検証結果を否定しています。
またこの1研究機関は、発表された文章の中で「iQOS(アイコス)は紙タバコよりも有害物質が少ない。」という前提の上で話をすすめているのです。
しかし、この検証結果が日本語に翻訳される途中で「発がん性物質が紙タバコよりも高い濃度である」という部分だけが強調され、iQOS(アイコス)が有害であるという噂が広まったのではないかと考えらます。
そのためこの噂に関しては、かなり信ぴょう性に欠けているといえるでしょう。
実際にiQOS(アイコス)は有害なの?
事実かどうかの判断が難しいiQOS(アイコス)の有害性ですが、確実に無害であるとも言い切れないのが現状です。
iQOSはタールが無くてニコチンだけなので、依存性はありますけど有害差で言ったら紙よりはいいんですよね🤔(無いとは言えませんが😥)
自分もコンビニで売ってますけど、気になるのは一部の喫煙者のマナーですかね😩ポイ捨てが多すぎて💢— 漣 ฅ>ω<ฅ (@Len_sif) 2017年9月8日
iQOS(アイコス)の発売元であるフィリップモリス側も、完全に有害物質を0にしているという発表はなく、有害物質を9割以上カットしているという発言に留めています。
また、iQOS(アイコス)のヒートスティックには、紙タバコのような成分の詳細な表記がありません。
そのため、実際にニコチンやタールの詳細な含有量というものを知ることはできないのです。
iQOS(アイコス)はタールなどの有害物質が9割以上カットになっているとうたっていますが、ニコチンは確実に含まれています。
脳に作用して中毒性をもたらすとされるニコチンが入っている以上、少なくとも全く無害であるとはいえませんね。
アイコスに変えたから健康に良いみたいな考えをしてしまったけど、デカいマイナスが普通のマイナスになっただけなんだよね
— ルル*ルラリラ (@89ji_IVIayoi_) 2017年10月23日
これらの結果を踏まえていえることは、iQOS(アイコス)の有害性ははっきりと全てがわかっている訳ではないが、紙タバコよりは有害性が少ない可能性が高いということです。
そのため、逆にいってしまえばiQOS(アイコス)は全くの無害とは言い切れないものということでしょう。
しかし、iQOS(アイコス)ユーザーの多くは、もともと紙タバコで喫煙経験のある方々です。
全く喫煙をしたことがない方が、iQOS(アイコス)を利用し始めたのであれば健康被害に対するリスクが上がってしまう可能性があります。
一方で、すでに紙タバコを吸う喫煙者であれば、有害物質を9割カットしたiQOS(アイコス)を利用することで健康被害に対するリスクを下げられる可能性が高くなるのです。
iQOS(アイコス)が有害というのはウソ?ホント?に関するまとめ
紙タバコよりも9割以上の有害物質をカットしているiQOS(アイコス)をこれから健康面を考えて利用しようと考えている方も多くなっています。
しかし、iQOS(アイコス)が実は紙タバコよりも有害であるという噂がたち、不安になっている方もいますよね。
現段階までのiQOS(アイコス)に含まれる発がん性物質の検証などは、信ぴょう性にかけるものしか出ておらず、確実な答えは出ていない状況です。
よってiQOS(アイコス)が紙タバコよりも有害か有害という事実にたどり着くためには、今後より多くの研究や検証が求められています。
ただしニコチンが含まれている以上、iQOS(アイコス)が全くの無害ともいえません。
これから紙タバコからiQOS(アイコス)への移行を考えている方は、このような結果も参考にしながら実際に利用するかどうかを検討してみてくださいね。